【実録】ア〇ウェイに入会してみた①~ア〇ウェイの神様現る~
まず初めに
この記事はア〇ウェイ(以下AW)を勧誘、またはそれを肯定、
私いせやん自身が、入会を決意してから自然とフェードアウトし、退会するまでの過程で、どんな人物がいて、
1.ア〇ウェイの神様現る
ラ~インッ♪
2013年8月。幼馴染のユウスケからLINEが来た。
『金曜日ハブ行かね?』
『どこの?』
『ん~、渋谷がいいかな?』
僕は翌日も仕事があったため少し躊躇したが、久々に一杯引っ掛けるのもいいと思い快諾した。
当日、仕事が少し長引き遅れて入店すると、相変わらずの盛況ぶりだった。
店内をサージングすることもままならない人ごみの中ようやくユウスケを見つけた。よく見ると、知らない男1人と女の子2人の4人で話しているようだった。
どうやら一人で来ていた男と意気投合し、コンビで話しかけたとのこと。僕は邪魔しないよう『終電前には帰ろう。』とだけいいフェードアウトした。
退店後、ユウスケは上機嫌だった。どうやらハブで話した女の子と仕事の悩みや将来の夢や目標についてお互いに熱く語り合ったのだという。
ユウスケは大手コンサルタント会社に勤務する濃い目のイケメンサラリーマンだった。だったというのは、激務で身も心も消耗し、かつての面影がなくなっていたからだ。
『来週10日の土曜日会う約束したんだよね。』
『おっ、デート?!頑張れよ。』
『そういうのじゃないかな。あの子はめっちゃ将来について悩んでいて、自分を変えるために副業を始めたんだって。だから今度はお茶しながら静かなところで話そうってことになったんだ。』
『へぇー。なんかお前目がキラキラしてんな。最近元気なさそうだったから安心したよ。』
『俺らもいつか起業したいな。雇われる側から自分でビジネスをしたい。』
『ビジネス?!どうしたんだよ急に。』まさかとは思っていたが、嫌な予感が脳裏をよぎる。
『それってさぁ・・・よく聞くネットワークビジネスじゃね?』
『あー、ア〇ウェイとか?』
『そうそう!!まあユウスケに限ってそんなのには引っかからないと思うけどさ。本当にAWだったらネタだな(笑)』 それから一年後。ユウスケをからかっていた僕自身がAWに入会するとはこの時は思いもよらなかった・・・
ラ~インッ♪
9日金曜日、翌日例の女の子とお茶をする予定のユウスケからLINEが来ていた。
『お前の予想当たったかもしれんw』
『どゆこと?w』
急遽、お茶の予定からその子が副業を教えてもらってる師匠の時間が取れたので、ユウスケに是非会わせたいという旨だった。
『マジでかw もう95%くらいの確率でAWやん。』
『怖いからお前も来て。もう確認は取ってあるから。』
『はっ?!?!』
このあと、断ればいいんじゃないかと色々ともめたが、ネタにもなるし、最悪二人で行けば何とかなるか、という結論に至り了承した。
『はじめまして~。こないだユウスケ君とハブで話してたマミです。よろしくね♡』
『はじめまして、いせやんです。こいつとは幼馴染で、僕も副業の話に興味があったので一緒に話を聞かせてください。』
マミは就職を気に4月から東京へ越してきたばかりとのこと。東北出身で色白の純粋そうな女の子だった。どこにでもいるような子ではあったが、擦れていない感がユウスケの目には可愛らしく映ったのだろう。
『いせやんさんの将来の目標は?』
唐突だった。職業を聞かれたり、どこに住んでいるかでもなく、最初の質問が将来の目標だったのだ。確かに、副業に興味があるとは言ったのだけれど。。。その一言で、1週間前によぎった疑惑が100%に変わった。さすがのユウスケも感ずいたのだろう。それとなくマミと話しながらも、ユウスケが笑いをこらえている姿が横目に映った。
『どこまで行くの?』
『すぐそこの〇〇〇マンションだよ。』
『あそこか!』
そこは、新宿オペラシティ近くにある普通のマンションの一室だった。
正確にはマンションは普通であったが、その一室だけは異常だった。扉が開いていて、誰でも自由に入ってOK!という旨の言葉が書かれたアジアンテイストな小さな看板が立てかけられていた。
『あ”ぁ”-。120%AWだわ。お前が相手しろよ。』
僕はユウスケにそう耳打ちして部屋に入る。
一室に入ると既に何人かの主要メンバーであろう人たちが談笑していたり、僕らのような新規とおぼしき若者が、ホワイトボードを抱えた女を真剣なまなざしで見ているではないか。
僕らも別の部屋に通され、すぐにマミが来た。
『今日はね、私がお世話になってる師匠に会ってもらいたくて。〇×△□・・・・。』
マミがその師匠に出会った経緯から、その人の略歴をしばらく聞かされていると、そいつがやって来た。
『いきなりこんな所に来てもらってビックリしたかもしれないけど、俺がどんなやつか話す前に見てほしいものがあるんだ。その方が分かりやすいと思うし。』
僕は、本当に自分の予想が当たっているであろうことにビックリしていたが、いきなり自作のDVDを見せられることに再度驚いた。そいつは、迷彩のハーパンに白のTシャツを着た色黒のイルマニアそっくりの男だった。
そのDVDは、AWである一定のランク以上の人が招待されるという豪華クルージングでの出来事や海外旅行で豪遊する姿を収めたもので、豪華クルージングでは、あのリアーナがゲストとして呼ばれていた。これにはさすがに驚いた。
その映像のBGMは、たまたまなのかRihanna の We Found Love ft. Calvin Harrisが流れていて、ドバイのカジノで豪遊している風?な映像や綺麗なビーチで水着を着た綺麗ではない女の子とはいい難い年齢の子とたちと一緒に駆け回るシーンから、ドバイのプロバスケットボールの試合を観戦しているものも収められていた。
そのムービーは各シーン毎に注釈が表示されていて、「リアーナと2ショット♡」「カジノで豪遊♪」「バイのバスケットボール試合を見に来た!」と書かれていた。一瞬の出来事だったというか、そんなに興味を持って見ていないユウスケは気づいていなかったが、僕は笑いをこらえるのに必死だった。フォントがあっておらず注釈の文字が大きすぎたのか、挿入する位置が悪かったのかは不明だったが「ド」が抜けていて、「バイのバスケットボール試合」とデカデカと表示されていたのである。さすがAWクオリティだなあと感嘆したことは今でも鮮明に覚えている。
DVDを見終わり完全に聞く気も、質問に答える気もなくなっていた二人の前に再度イルマニアがやってきた。
『どうだった?』
どうもうこうもないが、適当にユウスケが応対した。この時ばかりは水槽にいるグッピーの群れに同情した。僕らも水槽に閉じ込められたグッピーたちのように、この部屋からいつ出れるだろうかということばかり考えていた。
『そういえば名前を聞いていなかったね。初めまして、俺はケイイチです。二人のお名前は?』
『いせやんです。』、『ユウスケです。』
『マジで?!おっ、、、えぇ?!?!』
イルマニアたちは驚愕した。その部屋にはイルマニアとマミの他に、その下層の取り巻きの女たちが2人ほどいた。小さな部屋に、2人の男と見知らぬ3人の女、そしてイルマニアがいる状態。なんともカオスな状態だった。
『いせやん君は本当にいせやん君なんだよね?』
『はい?いせやんですけど、それが何か?』
『神だわ。神!!』
『本当にそんな人いるんですね。』
『君はAWをやったら絶対成功すると思うよ。』
何がなんだかさっぱり分からなかったが、理由を聞いて驚愕した。
ブログでは言えないのが非常に残念ですが、僕は多くの人が持っていないあるものをもっていたのだ。そうしてこの日から僕は、ア〇ウェイの神になったのだった。
つづく