いせやんのブログ

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ライバルの存在 ~連続タモリ式入浴ノック最終日~

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「マナカナの見分け方は、マナの悪口を言ったときにニヤッとする方がカナやで」

松本人志




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日曜日 16:00 お風呂場

タモリのことばかり考えていた。どうやってタモリを見極めるか。どんなタモリに声を掛けるか。どんなタモリを投げるか。タモリに対する切り返し。タモリへの誘導。タモリの演出。タモリの確認。タモリシフトのタイミング。TMR(タ・モ・リ)への打ち手。

6日間。1日の1/48を費やし風呂に入り浴槽に声を掛けていた。タモリ式入浴は、もはや日常と化していた。目を閉じて、想像する。頭の中で、声掛けをする自分が自由にイメージが出来る。そこから肌と和み、お湯を掛け、浸をする。あらゆる情景が目に浮かんでくる。



自分の書いた6日分のメモを読みながら、振り返りを行っていた。反省点やポイントを押さて、それを頭の中でイメージする。成功するまで、イメージする。何度も、何度もイメージする。脳みそが出来ると勘違いするまで。繰り返し、繰り返し想像する。

不安だった。isepenはいたたまれない気持ちでいた。6日目。マヨは、1日で4浸を決めていた。終電前に1浸、それから朝までに、3浸。驚異的だった。誰でも出来ることではなかった。選ばれたものにしか出せない成果。マヨは、紛れもなく凄腕だった。isepenは?同じ本を読み、同じ理論を学び、同じ期間特訓してきた。そして、同じ場所で、同じ時間帯に、同じルーティーンを使って入浴をした。結果、1浸だった。なぜ?どうしてこんなにも差が出るんだ?その差を説明するには、運だけでは全くもって足りなかった。


気持ちで負けていた。最後まで諦めない、結果に対する執念がケタ違いだった。気持ちの強さを前にすれば、あらゆるタモ理論も、ルーティーンも関係ない。技術は確かに大切だが、最後に人に伝わるものは気持ちだ。土壇場で、何が出来るか。土壇場しかないお風呂場という戦場において、マヨの強い心は最強の武器と化していた。

答えは一つだった。強い気持ちを持って挑むことだった。不安になるな。焦るな。堂々とするんだ。自信を持て。冷静になれ。自分を客観的に分析しろ。

繰り返し繰り返し自問自答しながら、外出の準備を始める。カジュアルな裸になり、ブーツを履き、外に出る。変質者となって六本木から地下鉄で新宿へ。18:00 新宿南口。休日らしく、今日も人で溢れている。タモリ式入浴ノック最終日。今日で最後、という意識はあまりなかった。ただただ、どうすれば浸出来るかということだけに意識を集中していた。


18:15 新宿東口付近に到着した。相変わらず、街は人で溢れていた。意識の持ち方次第で、見える景色は人によって違ってくる。ぼーっと、目の前に広がる人だかりを眺める。6日間を経て、isepenの見える景色はまるっきり変わっていた。ほとんどのものがぼやけていた。たった一つを覗いて。それは、ぼやけた景色から突如として現れる。心の模様を詳細に表しながら。isepenは、はっきりと見えるそれに向かい、早足で近づいていった。。。



★ ★ ★

 

ネタはここまでにして、結果報告に移りたいと思います。

 

・ノック初日

iseyan.hatenablog.com

 

・ノック2日目

天候は曇り、かなり冷え込んでいて空気は乾燥している。

 

ノック二日目にして、プロジェクト開始直後まさかの焼肉に行くことになった。

自らノック宣言をした男に退路はない。当然にしてこの日もタモリ式入浴を行ったのだが、変更点が2ある。

今回は、

1. 43℃➡42℃の設定温度にして入浴し、

2. 綿のボディタオルを使用することにした。※ボディーソープは未使用

15分入浴後、全身をタオルで優しく擦りながら洗ってみた。

 

2日目になっても関節、脇、股間等の不快感が改善されなかったので、タオルで擦るだけでも相当気持ちよく洗えたような気がした。入浴だけでは油分は取れても垢まではとりきれないのではないか?とも思える。

 

【入浴後所感】

変更点を加えてみたものの初日同様、肌や髪が濡れていると皮脂が残っている感覚に不快感を覚えるが、タオルドライをすると気持ち悪さはなくなった。肌を触ってみてもベトツキ感もなく、入浴後と翌朝の湯シャン後の頭皮チェックも無問題だった。

焼肉に行ったとしても、臭いや汚れは十分に落とすことができるのだと体感した。

 

ネットの様々な体験記を見ると、タモリ式入浴法を実践する過程で最初にぶち当たる不快感(ストレス)によって入浴によって本来得られるはずの爽快感やストレス発散効果が少ないまたは全く感じられないため止めてしまうようだった。ここであきらめるわけにはいかない。

 

 

・ノック3日目

天候は晴れのち曇り、かなり冷え込んでいて空気は乾燥している。

先週末の温かさから一変し、どんどん気温が下がっている。

 

3日は、新たなルーティーン1点の変更点を加えることにした。

 

1. 乃木坂4ステップ理論

2. ボディーソープの使用(足裏・股間・肘・膝・脇・首回りのみ)

 

今回のノックで一番きついと感じていたのは、シャンプーを使えないことやベトツキによる不快感ではなく、15分間も湯船にじっと浸かっていることそのものだった。

退屈なこの時間の使い方を考えた結果生み出されたのが乃木坂4ステップ理論。

誰もが知るAKB48の姉妹グループである乃木坂46の曲を4曲ランダムでYouTubeにて再生する。一曲4分前後の曲を4曲聞き終えるとあら不思議。15分経過しているのである。ファンでも何でもないisepenもさすがに白石麻衣には惚れた。

 

そして重要な変更点であるボディーソープの使用。

ボディータオルで体を洗ったあと、掌に数回ボディーソープをプッシュし洗う。

既にお湯で洗っているので、必要以上に擦らないようさっと流す。

 

 

【入浴後所感】

・頭皮環境良好

・洗顔料を使用しないためか、顔のツッパリが少なくなってきた気がする

・化粧水や乳液を使用しないため、手がガサついてきた

・ボディーソープの使用により、足裏や関節部等の気持ち悪さが解消された

 

タモリ式入浴の体験記を読んでいるときからうすうす感じていた事実に直面した3日目。洗剤を使わないタモリ式入浴法はフランスなどのヨーロッパで広く取り入れられているようなのだが、日本との気候条件が全く異なっているのだ。

日本には四季があり、湿気も多い。また年齢によっても大きく異なってくるでしょう。

皮脂の分泌量の多い若者とそうでない人とでは実践するにあたり洗剤を使用する頻度を調整する必要があるようだ。しかし前に進むしかない。

 

 

 

・ノック4日目

 

ノック3日目と入浴方法の変更点なし。

湯船から手を出した時にふと気が付いた。皮膚からお湯を弾いていくスピードが従来の入浴時よりも数段早かった。

シャンプーをし、さらに洗顔料やボディーソープ全てに接しているのは『』だ。

従来のお湯を弾くイメージは波が岸へ徐々に近づいていくようにじわーっと広がるような感覚だが、タモリ式入浴をしている現在は蜘蛛が散ったように一瞬で弾け飛ぶようだった。この適度な皮脂感を保つことが美肌環境の自給自足に必要なのかもしれない・・・

 

【入浴後所感】

・頭皮環境良好(※臭いがしないという意味であり、湯シャン中に指先に油分は常に感じています。ドライヤー後はベトツキ感はないもののまとまり感がなく、ごわついている。

・顔の肌のツッパリ感が少なくなっているのが錯覚じゃないと実感し始める。

 

isepen邸は当然にして浴室乾燥・暖房機能がない。

本来はぬるま湯にで長時間入ることがヨシとされているようですが、僕の場合は42℃に設定してお湯を張り、入るころにはちょうど良くなっているといった浴室環境である。主観的に42℃と43℃とでは熱さが大きく変わっているように感じる。

温度が高いということは、それだけ皮脂を融解していることになるので、熱すぎるお湯に浸かることはこのタモリ式入浴法のメリットに反しているようにも思えた。

残り3日間は41℃に設定しようと思う。

 

 

・ノック5日目

4日目からの変更点。

1. お湯張り温度を42℃から41℃へ

浸かっているとだんだんとぬるく感じ始めるくらいの温度であった。

汗をたくさんかくこともないが、非常にリラックスした気分で無理なく浸かることができた。

 

【入浴後所感】

・頭皮環境良好

日中にお肌環境の改善が見受けられる!

 

isepenはこのエントリーで紹介したように重度の花粉症である。

多くの脂症の人に共通するのが、乾燥しやすい、もしくは常に乾燥肌の人だ。

皮脂は寒気に負けないよう皮膚を守るために皮脂を分泌する。肌に充分水分が保持されていない人に起きやすいこの皮脂ですが、僕の場合は鼻をかみすぎてしまうためによる皮脂の取りすぎでした。毎年この時期になるとローションを鼻に塗りたくる毎日でしたが、気づくと5日も塗っておらず、マスクをしていて蒸れているにもかかわらず鼻がベトついていませんでした。

これはisepenにとって脅威的な成果でした。

 

 

・ノック6日目

ノック5日目同文

 

 

・ノック7日目(まとめ)

僕はこれまでSM(シャンプーマフィア)としてハゲ対策・サロン系シャンプーを薦めてきました。その一環で化学成分であるシャンプーを始めとする洗剤を使用しないことは、男として髪を維持し続けるためだけでなく、自己保湿力を高め美肌を手に入れるための一助になればと思い始めた。

 

たかだか一週間しか実践していないのですが結論としては

 

  • お湯だけでも十分に汚れと、余分な皮脂は落とすことができる!!
  • 自分の皮脂で保湿できる?!

である。

 

正直気分の問題だとも思えた。若い男性がタモリ式入浴を続けることは難しい(仕事やデートで整髪料を付ける機会が多いし、男性ホルモンが多いので臭う)と思う。しかし、たまに気分で取り入れてみるのは長い目で見たら効果があるかもしれないし、少なくと僕の顔周りの肌環境は改善していく予兆(粉が吹いたりしない)が見られている。

現状、タモリ式入浴法をやってみる価値がない!とは言い切れない。

 

 

『1週間で得られた注意ポイント』は

年齢や生活環境によって洗剤を使用する頻度を変える

⇒年齢や肌環境に合わせてタモリ式入浴を行う日を取り入れる。無理に実践しすぎるとなれるまでにお風呂に入ること自体がストレスに感じるようになってしまう。また運動後や整髪料を使った後はシャンプーの使用は必須だろう。

 

・熱い温度のお湯に浸かり過ぎたり、熱いシャワーを使わない。

⇒皮脂を必死に落とそうと高めの温度でシャワーを使用したことで、肌をいつも以上に乾燥させてしまった。

 

 

★ ★ ★

 

引き続き、タモリ式入浴の実践(週に2回程度はシャンプーを使うかもしれない)をし、洗顔料は1か月間使わずに行きたいと思います。

 

 

現場からは以上です。